JIN-仁‐ってどんなドラマ?
『JIN-仁-』(じん)は、村上もとかによる日本の漫画。また、これを原作とするテレビドラマのシリーズ。
『スーパージャンプ』(集英社)2000年9号から、当初は半年1回の頻度で2〜3話連続掲載されるシリーズ形式で連載が開始されたが、2006年13号より毎号連載を開始し、2010年24号をもって最終回を迎えた。単行本はジャンプ・コミックス デラックス全20巻、集英社文庫コミック版全13巻。
2011年5月には、第15回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した。
現代から幕末へタイムスリップした医師の活躍を描く。
ウィキペディアの執筆者,2020,「JIN-仁-」『ウィキペディア日本語版』,(2020年5月4日取得,).
JIN-仁‐心に響く言葉
南方仁(みなかた じん)
本作の主人公。東都大学附属病院脳外科医局長。原作(漫画)では34歳(2000年当時)テレビドラマでは38歳(2009年当時)。頭蓋骨内に奇形腫瘍を持っていた謎の男性患者との接触により文久2年(1862年)の江戸にタイムスリップ。歴史を変えることになると自覚しつつも、医者としての使命感から江戸の人々を近代医療で救う。西洋医学所とコレラの対策を行ったり、原始的な方法によるペニシリンの抽出・精製を行ったりと、幕末の医療技術を飛躍的に進歩させたことで、蘭方医だけでなく漢方医や外国人医師達、幕閣や雄藩の武士層からも一目置かれる存在となっている。緒方洪庵死後、医学所と距離を置き仁友堂を開業した。数多くの難病の治療を成功させ続けたが、その一方で彼の存在と功績を妬み、恐れる者もおり、何度も妨害に遭ったり命を狙われている。やがて、歴史を変えてしまうことに躊躇しつつも、親友である坂本龍馬の命を救う為に奔走する。
いるはずのない俺の足跡が歴史に刻まれていく、坂本龍馬の手で
<南方仁(みなかた じん)の名言・格言>
江戸の夜道は暗くて、助け合わねば、とても歩いてはいけない。誰もが誰かを支え、誰かに支えられながら生きている。少なくとも俺は、きっと一人では何もできない
<南方仁(みなかた じん)の名言・格言>
こうして、またひとつ恩がたまっていく。俺という小さな器の中に。大切にこぼさぬように歩いて行こうと思う
<南方仁(みなかた じん)の名言・格言>
助けますよ、俺が、この手で
<南方仁(みなかた じん)の名言・格言>
勝手に戦って町を焼け野原にしたあんた達を助ける暇があれば、俺は焼けだされた子供を助けたい! でも今ここで西郷さん、あなたを見殺しにすれば、俺はあなた達と同じになる。命を差別する者になってしまう!
<南方仁(みなかた じん)の名言・格言>
誤解を招きやすい人というか、慣れるまで距離感が掴みにくい人というか。頭が良くて負けず嫌いで、弱いところを見せたがらないというか、改めて言葉にするうちに、俺は気付き始めていた。野風さんと未来は、顔かたちばかりでなく、心根まで似ていることに
<南方仁(みなかた じん)の名言・格言>
私は本当に器の小さな人間であると痛感しました。みんなに支えられて、ここまでやってこれたんだと改めてわかりました。ちっぽけな私が受けた恩を返すには、医術より他はありません
<南方仁(みなかた じん)の名言・格言>
子供を抱くんじゃなかったんですか!?歩くのを見るんじゃなかったんですか!?声を聞くんじゃなかったんですか!絶対に死なないって、そう言ったじゃないですか!神は、神は乗り越えられる試練しか与えないんじゃないのかーっ!!
<南方仁(みなかた じん)の名言・格言>
初めて会ったとき私を守って斬られてくれたじゃないですか。身元も知らない私を居候させてくれて、今日はもう私の全てを身を切って守ってくれたじゃないですか!恭太郎さんがいなければ私はここで生きていていくことは出来ませんでしたよ。だから恭太郎さんは私の最高の護衛なんです!
<南方仁(みなかた じん)の名言・格言>
心細くはありましたが、私は孤独ではありませんでした。私のような得体の知れない者を信じ、支えてくださった方がいましたから。私は、けして孤独ではありませんでした、、、
<南方仁(みなかた じん)の名言・格言>
会いたい人には会っておいた方がいいですよ。いつ会えなくなるかわからないんですから
<南方仁(みなかた じん)の名言・格言>
未来、信じてもらえないだろうが、俺はそのとき、とんでもないものを見たんだ。吉原で出会ったんだよ。もう一人の、、、君と
<南方仁(みなかた じん)の名言・格言>
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野風(のかぜ)
吉原の鈴屋彦三郎抱えの呼び出し花魁。鈴屋の命を救った仁に心酔する。さる大名の隠居に落籍される予定だったが、乳癌の手術により破談となる。術後は吉原を出て仁友堂の雑用をこなしていたが、仁が投獄された際にツル(牢屋で慣例化されていた賄賂)を工面するため、フランス人貿易商ジャン・ルロンに身受けされ、仁友堂を去る。その後は横浜で元遊女達の為のホスピスを開くなどの慈善活動を展開。ルロンとの新婚旅行のため日本を発つが、転移した癌で余命が長くないことを自覚している。後に男児(ドラマでは女児)を出産。
ちゃんと堅気になりんす。先生に頂いた命、大事に使いんすよ
<野風(のかぜ)の名言・格言>
まっぴらごめんでありんす!これからは、己の足で、行きたいところに行くでありんす!そこで誰かと出会い、誰かを慕い慕われ、誰よりも!幸せになるでありんす!南方先生の手で、生まれ変わらせていただいたのでありんすから!
<野風(のかぜ)の名言・格言>
どんな嘘つきでも、これだけは嘘つけんせん。この音だけが、あちきのまことでありんす
<野風(のかぜ)の名言・格言>
行きたいところにも行けず、会いたいお方にも会えず。けんど、この子は違いんす。野山を駆け回ることも愛しき方と肩を並べ歩くことも、なんだってできんしょう。天かける鳥のごとく生きていけんしょう。どうかあちきの夢を奪わないでくんなんし!
<野風(のかぜ)の名言・格言>
やる、あたい、菩薩に成るよ、親父様
<野風(のかぜ)の名言・格言>
橘咲(たちばな さき)
旗本橘家の娘。兄・恭太郎の命を救った仁に興味を持つ。やがて麻疹にかかり仁に命を救われたのを機に看護婦となり、虎狼痢(コロリ)にかかった仁を救う。仁が未来から来たことは本人から直接告げられている。縁談(格上の旗本の後妻)が進んでいたが、結納の当日土壇場でこれを破棄し野風の手術に駆けつけたため栄から勘当され、仁友堂に身を寄せる。その後、楠本いね(楠本伊篤)との出会いから女医を志すようになる。
先生には、おられるのでございます。その方の為になら鬼にもなろうという方が。あのお優しい先生を、そこまでさせてしまわれる方が、、、
<橘咲(たちばな さき)の名言・格言>
野風さんは、、、おそらく、ご存知なんです。先生が未来から来たということも、先生の思い人が、自分の子孫であるかもしれないということも。だから、命をかけても産みたいんです
<橘咲(たちばな さき)の名言・格言>
つまらぬことを気にするのはやめたのです。歩きたいように歩けぬ人もいるのですから
<橘咲(たちばな さき)の名言・格言>
らちのあかぬことを悩むのはやめたのです
<橘咲(たちばな さき)の名言・格言>
人として張らねばならぬ意地でございました。悔いはございませぬ。けれど、時折ふと思い浮かべてしまうのでございます。その方と、その方によく似た子と一緒に暮らす姿を。奥方様、意地を張っては、ろくなことがございませぬ
<橘咲(たちばな さき)の名言・格言>
先生と、先生の医術とお会いしてから、咲はなにやらいろんなものが以前よりは明るく見えます。脈打つ心の音を感じます。咲は、、、、生きておりますよ
<橘咲(たちばな さき)の名言・格言>
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橘恭太郎(たちばな きょうたろう)
咲の兄。徳川旗本の剣客の武士。美青年だが堅物。幕府講武所では伊庭八郎と双璧をなし、勝海舟から洋学を学ぶなど向上心が高い。そのため攘夷派浪人達に襲われ前頭部に重傷を負うが、タイムスリップしてきた仁の近代医療により命を救われる。
その剣の腕前で、幾度も仁の危機を救い、戦乱の幕末に仁らの用心棒役を務める。大政奉還を経て徳川幕府、そして武士という存在そのものが消えていく未来に悩むが、福沢諭吉との出会いから剣を捨て政治・経済を学ばんと欧州留学を決意する。しかし、仁の命を狙う三隅俊斉が手引きした刺客と戦おうとした際に同様に手配された短銃が暴発。右手が使えない状況で奮戦し刺客を撃退するが、深手を負いすぎて亡くなった。享年26。仁が幕末に来たばかりの頃、勝から仁が未来から来たと知らされた際には「きっと未来は素晴らしい世だ」と希望を抱いていた。
たとえそうであっても私にとっては命の恩人でございます。お世話するのが人の道かと
<橘恭太郎(たちばな きょうたろう)の名言・格言>
男子たるもの、人前では決して泣いてはならぬと、、、しかし、今日は少しだけ、、、
<橘恭太郎(たちばな きょうたろう)の名言・格言>
器とは、闇に灯をともす、力のことかもしれませんなぁ
<橘恭太郎(たちばな きょうたろう)の名言・格言>
小さい器には少しの酒しかつげぬ。生まれ持った器というのは如何ともし難いのかもな
<橘恭太郎(たちばな きょうたろう)の名言・格言>
世は不穏になってきています、せめてこの世情が落ち着くまで付き合いを控えて頂けないでしょうか。ここには咲もおりますし
<橘恭太郎(たちばな きょうたろう)の名言・格言>
先生はずっとお一人なのですか。あ、いや、、奥方や、その、、想う人などに会いたくはないのかと、、
<橘恭太郎(たちばな きょうたろう)の名言・格言>
坂本龍馬(さかもと りょうま)
実在の人物。史実通りに、倒幕・海外貿易に仁を巻き込みつつ活躍する。勝を通じて仁と知り合う。当初は仁の正体を訝るが、すぐに打ち解け親友となる。仁と吉原の遊郭に行った際に、野風に一目惚れする。物語の後半は、龍馬の暗殺阻止をメインに展開する。
坂本竜馬の名言はこちら
わしゃ、昨日殺されるはずやたのかえ、ほんで先生は、わざわざ京くんだりまで、わしを守りにきてくれたのかえ
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
お前はあほか!人間はにゃ、急がんでもいつか死ぬるがじゃき。ほっちょいてもいつか死ぬるがを、わざわざ苦労して死ぬるなんぞ、アホのすることじゃ!
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
死んでいったもんらに報いる方法は、一つしかないち思わんかえ?もっぺん、生まれてきたい。そう思える国にすることじゃき。そう思わんかえ?
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
野風ぇぇ!まだ雪になりたいがか!
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
先生はいつか、わしらんことを忘れるぜよ。けんど、悲しまんでえい。わしらは、ずっと、先生と共におるぜよ。見えんでも、聞こえんでも、おるぜよ。いつの日も、先生と共に!
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
けんど、先生がおるんじゃろ。わしゃ、斬られても助かるのじゃろ。南方仁がおればぁ、坂本龍馬は死なん!ほうじゃろ
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
咲さんと栄さんを人質に取られたかえ!わしを斬ったら死ぬつもりかえ!まっこと、それより他に道は無いがかえ!
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
先生はわしにとって、夜の海に光る道しるべじゃ。わしゃ、ただそこを目指して進んじょっただけのような気がするぜよ
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
おまんのどこがぼんくらじゃ!おまんはペニシリンを守ったのじゃ。この国の医術を守ったのじゃ。おまんはこの国を守ったようなもんじゃ
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
わしには身分もない、その代わりにしがらみもない。何の力もないけんど、この身一つどうにでも動けるきに
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
ちっくと、、、道を間違うてしもうてのう。迷子になっちょったがじゃ。のう?先生
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
あの銃、ありゃ日本では最新型じゃ!けんど実は西洋では、とぉーに型落ちしたもんでのぅ。けしからん話じゃが、戦さっちゅうがは金のなる木ぃじゃ
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
先生のやっちゅうことは、まるで仏じゃ。もし人であるならば、死人じゃ。わしゃ心配なんぜよ。何の欲ものぉて、殺されるっちゅうてもボカンとしちゅう先生が。いつか命さえ、はいそうですかっちゅうて、ボーンと放り出しそうで
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
先生と撮った写真っちゅうがは、わしが明日斬られても残るがじゃろ?その方が、わしには大事なことに思えるき
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
先生には欲っちゅうものが全く見えんぜよ。人間は欲深い生き物じゃ!一皮剥けば成り上がりたい、金が欲しい、名を残したいという欲でがんじがらめじゃ。わしじゃってそうじゃ!じゃが、その欲があるき、わしは進んでいける。欲は生きる源じゃ!
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
わしがやっと一歩進んだと思ったら、、、二歩も三歩も先に行ってるヤツがおるぜよ。あの先生見おったら、、わしゃ己がちんまり見えて仕方ないぜよ
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
そのとき南方仁は何をした。お願いだから、おまんを助けさせてくれち、土下座をしたのじゃろう、ほうじゃき、みんなの前でその手にすがることができたち、そう言うたではないがやないかぇ
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
みんなの、、みんなの親兄弟を、こん国の民を救うたがは、あん篭の中の先生じゃ!こん国はいつからそんな恩知らずになったがじゃっ!
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
今は自分の信じる道を歩きたいぜよ。それが誰も歩いておらん道でも正しい道じゃったら、仲間は後からついてくるぜよ。そう、教えてくれた男がおるき!
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
ほうかぇ、もどってきたかい、夜ぉが明けるぜよ、夜ぉが明けたぜよぉー!
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
先生は今、光り輝いちょる。で、光ちゅうがわは必ず影を作るいうもんじゃ
<坂本龍馬(さかもと りょうま)の名言・格言>
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喜市(きいち)
笑えないんです、死んだらだめなんです!生きてなきゃ笑えないんです!
<喜市(きいち)の名言・格言>
浜口儀兵衛(はまぐち ぎへえ)/ 梧陵(ごりょう)
正直で己を大きく見せることはしない。けれど自分のなすべきことに対しては、あらん限りの努力をする。あなたの器は、きっとそう大きくはない。しかし、とても美しいんでしょうなぁ。それがゆえに周りの人間は、助けたい守りたいと思う。それが南方仁という器なのでしょう
<浜口儀兵衛(はまぐち ぎへえ)/ 梧陵(ごりょう)の名言・格言>
澤村田之助(さわむら たのすけ)
先生、命の値打ちってのは長さだけなのかい?
<澤村田之助(さわむら たのすけ)の名言・格言>
無理無理って、それでも医者なのかい!無理無理言うだけなら、誰だってできらぁ!無理ひとつ通せねえで、何が医者先生様だ!そんなだったらやめちまえ!!
<澤村田之助(さわむら たのすけ)の名言・格言>
どうしても初音を助けたいなら、テメーがまず身を切るのが筋だろうぜ。旗本株でも売ってから出直してきやがれ!
<澤村田之助(さわむら たのすけ)の名言・格言>
緒方洪庵(おがた こうあん)
より良き未来をお作りください。みなが楽しゅう笑い合う平らな世をお作りください。国のため道のため
<緒方洪庵(おがた こうあん)の名言・格言>
道を開くというのはな、自分のためだけの逃げ道を作ることやない!
<緒方洪庵(おがた こうあん)の名言・格言>
あんた勘違いしてるよ。おいらがあいつを真似してんじゃねぇ、あいつがおいらの真似してんだよ。あいつとおいらは一緒なんだよ。あいつは終わっちゃいねぇんだよ
<緒方洪庵(おがた こうあん)の名言・格言>
知恵をつけたのは先生かい?
<緒方洪庵(おがた こうあん)の名言・格言>
勝麟太郎(かつ りんたろう)/ 勝海舟(かつ かいしゅう)
いっそ誰かに決めてもらおうかな。銭を投げてもらって決めるとかな。どっちを取っても後悔が残るんなら運を天に任せるのも一つの手さ
<勝麟太郎(かつ りんたろう)/ 勝海舟(かつ かいしゅう)の名言・格言>
東修介(ひがし しゅうすけ)
坂本さんを斬ろうと時の流れは戻らぬ。徳川の時代は終わったのだ。なぜかように無駄なことをする!
<東修介(ひがし しゅうすけ)の名言・格言>
鈴屋彦三郎(すずや ひこさぶろう)
逃げるよりいっそ、てっぺん目指してみないか?
<鈴屋彦三郎(すずや ひこさぶろう)の名言・格言>
ここは、この日の本で唯一、女が下克上出来るところだ。犬にも等しい女郎が、菩薩になりあがれる所だ
<鈴屋彦三郎(すずや ひこさぶろう)の名言・格言>
終わりです。良かったら他の偉人もご覧ください。