ミシェル・ド・モンテーニュってどんな人?
ミシェル(・エイケム)・ド・モンテーニュ(Michel Eyquem de Montaigne [miʃɛl ekɛm də mɔ̃tɛɲ], 1533年2月28日 – 1592年9月13日)は、16世紀ルネサンス期のフランスを代表する哲学者。モラリスト、懐疑論者、人文主義者。現実の人間を洞察し人間の生き方を探求して綴り続けた主著『エセー』は、フランスのみならず、各国に影響を与えた。
ウィキペディアの執筆者,2020,「ミシェル・ド・モンテーニュ」『ウィキペディア日本語版』,(2020年2月21日取得,).
ミシェル・ド・モンテーニュの心に響く言葉
すぐれた記憶は弱い判断力と結びやすい。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
美貌や愛欲によって結ばれた結婚ほど、早く紛争を起こして失敗するものはない。結婚には、一定して変ることのないしっかりとした土台と、堅実にして慎重な行動が必要である。沸き立つような歓喜は、何の役にも立たない。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
泣くことも一種の快楽である。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
真の自由とは、自分自身に対してあらゆることをなしうるということである。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
物財の貧困は容易に癒されるが、魂の貧困はけっして癒されない。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
人間はその身に降りかかることよりも、それをどう受け止めるかによって傷つくことが多い。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
すばらしき結婚は、盲目の妻と、耳の不自由な夫の間で生まれる。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
我々の苦悩の中でも最も歓迎できないのは、自分の存在を軽蔑することだ。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
最も知られることのないものこそ、最も固く信じられるものである。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
我々は他人の知識によって物知りにはなれるが、賢くなるには、我々自身の知恵によるしかない。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
食べているうちに食欲は起こるものだ。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
運命は我らを幸福にも不幸にもしない。ただその種子を我らに提供するだけである。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
いつかできることはすべて、今日でもできる。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
目指す港がないような航海をしていたら、どんな風が吹いても助けにならない。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
私が最も恐れるものこそ、恐れである。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
心は正しい目標をなくすと、偽りの目標にはけ口を向けるものだ。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
自分を持っていれば、賢者は何も失わない。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
もしも人から、なぜ彼を愛したのかと問い詰められたら、「それは彼が彼であったから、私が私であったから」と答える以外には、何とも言いようがないように思う。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
私が他人の言葉を引用するのは、自分をもっとうまく表現するためにすぎない。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
自分を他人に貸しなさい。しかし自分だけにしか自分を与えてはならない。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
なにごとも逃げてはいけない。敵に対しても、もしも、こちらが逃げれば、ますます激しく攻めてくるものだ。それと同じように、人生のさまざまな苦しみも、私たちが恐れおののいているのをみると、いい気になって、更にいじめてくる。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
強い心で立ち向かっていく人には、向こうのほうが逃げ出し、降伏するのである。だから、断じて強気でいかねばならない。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
臆病は残酷性の母である。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
法律が信用されているのは、それが公正であるからではなく、それが法であるからである。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
良い結婚は… 恋愛を同伴し、その性質を帯びることを拒む。むしろそれは、友愛の性質を模倣しようと務める。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
よい結婚というものが極めて少ないことは、それがいかに貴重で、偉大なものであるかという証拠である。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
王国を統治するより、家庭を治めるほうが困難である。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
自然はやさしい案内者である。賢明で、公正で、しかもやさしい。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
防備は攻撃を引き寄せ、疑念は侵害を引き寄せる。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
暗記することは真に知ることではないのです。それだけなら、記憶の中に託されたものを後生大事に守っているだけなのです。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
我々人間の意見の最も普遍の性質は多種多様ということである。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
一人の人間の評価と価値は、心と意志のなかにある。そこに人間の本当の栄誉が宿るのだ。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
値の高さが、肉の味をよくする。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
男が女に「いつまでも愛しつづける」と誓う前提には、「女がいつまでも愛すべき存在でありつづけるかぎり」という条件がついている。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
恋が強烈でないのは恋の自然に反しており、恋が変わりなく続くのは、強烈であるべき恋の自然に反している。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
世界で最も素晴らしいことは、自立の方法を知ることである。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
家中の者に称賛される男は少ない。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
各人はその考え次第で幸福にもなり、不幸にもなる。他人が見てそう思う人ではなく、自分でそう思う人が幸福なのである。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
もし私が再びこの人生を繰り返さねばならないとしたら、私の過ごしてきた生活を再び過ごしたい。過去を悔まず、未来を恐れもしないから。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
結婚は鳥かごに似ている。外にいる鳥は必死で中に入ろうとし、中にいる鳥は必死で逃げ出そうとする。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
世の中には、勝利よりももっと勝ち誇るに足る敗北があるものだ。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
私は私の意見を述べる。それがよい意見だからではなく、私自身の意見だからだ。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
私が猫と戯れているとき、ひょっとすると猫のほうが、私を相手に遊んでいるのではないだろうか。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
世界で一番高い玉座に上っても、やはり自分の尻の上に座っていることに変わりはない。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
私は苦労はいとわぬ。辛抱もする。だが、それは自分に気の向いたことをするときだけだ。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
子供の教育については、勉学の欲望と興味を喚起することが一番大切である。でないと結局、本を背負ったロバを養うことになる。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
美しい女にはやがて飽きがくるが、善良な女には決して飽きはこない。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
恋愛で第一に大事なことは何かと聞かれたら、私は、好機をとらえることと答えるだろう。第二も同じ、第三もやはりそれだ。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
賢者は自然の富を熱心に求める。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
わずか一言でも下手に受け取られると、十年の功績も忘れられてしまう。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
日ごとに新たなる思想があり、我々の心は天気とともに移り変わる。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
他人のために暮らすのはもうたくさんだ。せめてこのわずかな余生を、みずからのために生きようではないか。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
夫婦の仲はあまりつづけて一緒にいると、冷めやすいし、くっついてばかりいると、損なわれやすい。知らない女性はどれも愛想がよく見える。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
言うことと、やることは別のものである。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
わたしは何を知っているだろうか?
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
老いは、私達の顔よりも心に多くのシワを刻む。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
恥ずかしいと思わぬことは、恥ずかしがらずに言うべきだ。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
苦しみを恐れる者は、その恐怖だけですでに苦しんでいる。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
自説に固執し、夢中になることは愚鈍さの最も確かな証拠である。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
この世で一番大切なことは、どうしたら自分が自分のものになりきれるかを知ることだ。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
怒りは奇妙な用法を有する武器である。他のすべての武器は、人間がこれを用いるものだが、この武器はわれわれを用いる。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
真の友愛においては、私は友を自分の方に引き寄せるよりも、むしろ自分を友に与える。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
愚者が賢者から学ぶことよりも、賢者が愚者から学ぶことのほうが多い。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
真実でさえ、時と方法を選ばずに用いられてよいということはない。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
心にもない言葉よりも沈黙のほうが、むしろずっと社交性を損なわない。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
私は旅行に出る理由を尋ねる人があると、いつもこう答えるようにしている。「私は、自分が何を避けようとするのかはよくわかるのだが、何を求めているのかはよくわからない」と。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
人生の価値は時間の長さではなく、その使い方で決まる。長生きをしてもむなしい人もいる。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
羞恥心はすべての人にまことにふさわしいものである。しかし、それを克服するすべを、そしてそれを決して失わないすべを心得ておかねばならない。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
誰もがその収入を公表はしない。ただ収入によって得たものを見せびらかすだけである。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
孤独な生活の目的とは、もっと悠々と気ままに暮らすというただ一つである。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
あらかじめ死を考えておくことは、自由を考えることである。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
不幸は大半が人生に対する誤った解釈のしるしである。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>
善行は、お返しができる程度なら、快く受け取られる。その限度を超えると、感謝どころか増悪が返ってくる。
<ミシェル・ド・モンテーニュの名言・格言>